大半の人が機内で感傷的になっている!? だったら機内で泣ける映画を見たい

泣ける映画

ヴァージンアトランティックが面白いリサーチ結果を発表しています。機内では多くの乗客が感傷的な気分に陥っているそうです(この記事参照)。はたしてそのワケは?

なぜ人は機内で感傷的になってしまうのか

「機内でエモーショナルな気持ちになる乗客は全体の55%を占めている」。そんな調査結果をヴァージンアトランティックが発表しました。

感傷的になってしまう原因は、

  • 映画を見て
  • 人恋しい
  • 飛ぶのが怖い
  • 気圧の影響

などいろいろあるようですが、もっと面白いのは男性の41%が機内で映画を見て泣いているという事実。

それ、すっごくよくわかります。私も機内で映画を見てはよく泣いているクチだから。なんとなくですが、惜しげなく泣けるというか、泣いてもいいじゃん的な気分になるんですよね。

仕事で行く飛行機に乗る場合は別ですが、旅行先に向かったり、あるいはこれから帰国する便に乗っている場合、旅のテンションのせいなのか、人はふだんより感傷的になるような気がします。

ヴァージンが選んだ「感傷的になる恐れのある映画」リスト

乗客の多くが映画を見て感傷的になっているという結果を受けて、ヴァージンは以下の映画に「Emotional Health Warning」の一文を入れるようにしたそうです。

「この映画を見たら感傷的になる恐れがありますよ」ということでしょうか。そう言われると余計に見たくなるのが人の常。ではどういう映画かというと、

  • トイストーリー3
  • しあわせの隠れ場所
  • 食べて、祈って、恋をして
  • 私の中のあなた
  • 7つの贈り物
  • ブロークバックマウンテン
  • きみに読む物語
  • グラントリノ
  • インビクタス/負けざる者たち
  • リトル・ダンサー

なかなか良いセンをついているのではないかと思います。「食べて、祈って、恋をして」と「7つの贈り物」以外は私はかなり泣けますね。

特に「トイストーリー3」と「グラントリノ」と「ビリー・エリオット」。書いているだけで泣けてきそう。

プログラムにあったら選んでみたい「泣ける映画」-私の場合

しかし、思うのです。

機内で泣ける映画を見るのって良いことなんじゃないかと。

涙には浄化作用がありますからね。できたら、機内で泣きたい人のための映画を1つ、カテゴリーとして設けてくれてもいい、と思うほど。映画を見て泣けばストレス解消になるし、リラックスの手段としても有効です。

照明が落とされて、しーんとなった機内で一人モニターで映画を見て泣く。これは映画館とは違うある意味、至福の時間だと思うのです。

そこで、私なりの「泣ける映画リスト」を考えてみました。

問答無用で泣けてくる、タイトル名を口にしただけで泣きそうになる、テーマソングを聞いただけでじわっとくる。私の泣ける映画です。エミレーツなどの中東のエアラインなど、いまは機内で鑑賞できる映画を新作からクラシックな映画まで多数そろえているエアラインが増えているので、わざわざ「泣ける映画」を見つけて鑑賞するのもおすすめです(^^)

1. ニューシネマパラダイス

あの音楽を聞いただけでもう涙腺がゆるみます。いや、タイトルを聞いてだけで泣いちゃいそう。ラストシーンはなぜあんなに泣けるのか。ディレクターズカットよりは、私は公開時の尺の方が好きです。

 2. 初恋のきた道

別に悲しい結末の映画ではないのに、チャン・ツィーのひたむきさが胸を打つ。泣けます。いまそう書いていて、あれ視界がちょっとうるうるに。最近のチャン・イーモウ監督作には疑問符ですが、この映画は本当にいいなあ。

3. シービスケット

これもね。アンハッピーエンドではないんですよ。でも、ラストに至るまでの紆余曲折。身体の小さなシービスケットとトビー・マグワイア演じる騎手の心の結びつきが胸に迫ってくる。ラストの盛り上げ方もうまいです。泣ける。

4. リトル・ダンサー

ラストもいいですが、私はその前にビリーの父ちゃんとお兄ちゃんが炭鉱へと向かうシーンも泣ける。何度も見たくなる秀作です。

5. ラ・ラ・ランド

賛否両論あるようですが、ラスト10分、私は号泣しました。選ばなかった過去、選べなかった未来に思いを馳せた経験がある人ならぐっとくるのでは。いまも繰り返し繰り返し見ては泣いてます。

6. ギルバート・グレイブ

優しくて朴訥で、少し弟のアーニーをもてあまし気味で、そんな自分にいらだちを覚えているギルバート役を演じるジョニー・デップがうまい。知的障害を抱えるアーニー役を演じるレオナルド・ディカプリオが信じられないほど達者で細い(あれ?)。旅を続けるベッキー役のジュリエット・ルイスもとんでもなくキュート。で、ラストは爽やかに泣けます。

7. トイストーリー3

トイストーリーはどれも本当に良くできていると思うのですが、1つあげるとすれば3でしょうか。最後にアンディがおもちゃと近所の女の子ボニーにおもちゃを一つずつ紹介するところ、そしてボニーと一緒におもちゃで遊ぶシーン、ウッディがアンディに別れを告げるシーンで私はすっかり号泣してしまいました。よくこんな素敵なストーリーを考えるなあ。

8.イン・ハー・シューズ

キャメロン・ディアスの個性が一番うまく発揮できている映画だと思うのがこれ。トニ・コレット扮する姉との確執、読書障害、コンプレックス等を乗り越えて成長したキャメロン・ディアスの笑顔が良かった。泣いて温かい気持ちになれます。

9. ライフ・イズ・ビューティフル

イタリアの男の子というのはなぜああも可愛いのか。「ボン・ジョルノ・プリンチペッサ」という言葉が耳にこびりついて離れない。ラストのラスト、成長した主人公のナレーションが流れるシーンではもうすっかり涙でボロボロになってしまう映画です。戦争というのは人がこんなにも簡単に死ぬんだなということを痛切に感じた映画でもありました。

10. 砂の器

邦画で泣ける映画といえば、やっぱりこれで決まりでしょう。加藤嘉と息子との放浪の旅のバックに流れる芥川也寸志のあの音楽。やはり日本人の琴線に触れる映画だと思います。

以上、10本にしぼりましたが、最近、機内で見た「Hidden Figures」(邦題は「ドリーム」になるようです)も泣ける映画でした。感動作!というと安っぽく聞こえますが、黒人であり女性であるという二重のハンデを乗り越えた黒人科学者3人の物語。もう一度見たくなる泣ける映画です。

さて、次は機内でどんな泣ける映画を見ようか。やはり、映画は飛行機に乗る楽しみの1つですね。

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