2018年がスタートしました。
今年も航空業界はどんどん変化していきそう。さて、空の旅はどう変わり、どう進化するのか。コンデナスト・トラベラーが面白い記事を掲載していたので、私の私見も入れて紹介したいと思います。
目次
1. チェックインは過去のものになる!
ウェブチェックインがかなり普及していますが、全部が全部できるわけじゃない。カウンターに行かないとチェックインできないケースはたくさんあります。
でも、この手間は2018年にはどんどん簡素化されそうです。
例えばデルタ航空。アプリを通じて、出発の24時間前にはチェックインできて、搭乗券がモバイルに送られてくる仕組みを導入するとか。
スマホがあればもう面倒くさいチェックインは必要なくなる時代が来た!? あとは荷物の預け入れをどうするか。これもどんどんセルフ化自動化が進みそうな予感がします。
2. ロボットが手助けしてくれる!
2018年、空港でロボットの活躍が見られそう。韓国のLGは、搭乗券をスキャンしたり複数の言語で案内をするロボットを開発しているそうです。ロボットはすでにオークランドやサンホセの空港でも導入されているし、今年開催される平昌冬季五輪でもロボットはたくさんの人をアシストしてくれるようです。
考えてみれば、搭乗前のボーディングパスのチェックなんてロボットでもじゅうぶん。ロボットで済むところはどんどん代替が進むかも。
3. 機内Wi-Fiはもっともっと快適に
すでに上級クラスを中心に機内Wi-Fiはどんどん実用化され、有料で導入するエアラインも増えてきています。このトレンドは今年、さらに拍車がかかりそう。
例えば、有料でWi-Fiを導入しているルフトハンザやシンガポール航空、キャセイパシフィック。2018年はフライト中、10ドル〜30ドルでWi-Fiを使えるようになるのではないかという予想あり。無料は無理でも手軽な価格でできるようになればうれしい限り。期待しよう。
4. 生体認証機能でスピードアップ
デルタやジェットブルーは生体認証システムのテストを実施しているそうです。また、KLMやルフトハンザも顔認識システムを使って搭乗手続きの迅速化を実験中。精度があがれば、ホントに人手はいらなくなるかもね。
5. 話しかけたら旅の計画が完了!?
AmazonのアレクサやGoogleホームの利用が進んでいるいま、旅行の計画についても同じような仕組みが導入されていきそうです。
スピーカーに呼びかけたら、航空券やホテルの予約、遅延の確認までできる日もそう遠くない!? やるとしたら、エクスペディアかKAYAKになるだろうと予測されています。
確かに、KAYAKのアプリを使うと自分の旅をしっかり管理してくれて、いたれりつくせり。KAYAK版アレクサが登場してももう私は驚かないな。
6. 空港での待ち時間が楽しくなる!?
自分がいまいる場所から搭乗するゲートまで何分掛かるのか、近くにはどんな店があるのか。そんな有益な情報を教えてくれる便利なアプリがすでにあります。Airport SherpaやAt Your Gateがそれ。
こうしたアプリがさらに進化し、空港も利便性、快適性に力を入れれば、空港での待ち時間をもっと楽しむ人が増えてくるのでは? との予想。私は空港ラバーなので待ち時間大歓迎ですが、そんな酔狂な人ばかりじゃない。空港での時間を有効に使いたい、できれば空港での時間はできるだけ短くしたいという人が助かる仕組みが整備されていくのかな?
7. ますます広がる航空網
新路線が続々登場している航空業界。ネットワークは広がる一方で、この勢いが強まることは必至のようす。
しかも、それは大手のフルサービスキャリアだけじゃない。小さなエアラインもLCCもどんどん路線を拡大しています。世界はますます狭くなる!?
8. 価格の比較検討が難しくなる!?
え?本当なら由々しき事態ですが、1つには、燃料費や人件費の高騰で、エアラインが航空券を釣り上げているため。どこもかしこも高くなるというわけですね。
もう一つは、何が安いのかわかりづらい料金体系になってきていること。航空券が安いと思っても(LCCじゃなくても)座席指定や荷物の預け入れに別途料金が発生するなどアドオンが増えているため、本当の値段がわかりづらくなっているんですね。これはホント実感しています。
ホントのホントの料金を最初から表示してよ。この傾向がますます強まるのだとしたら大問題。何かの規制が必要になる!?
9. 座席クラスの差が広がる!?
ビジネスやファーストクラスのラグジュアリー化が進んでいます。
ちょっとしたリビングがあったり、ベッドがやたらと広かったり。もうほとんど個室のような座席が増えていく一方で、エコノミークラスはそのまま放置。
いえ、放置どころか、アメリカン航空やユナイテッドだけじゃなく、エミレーツやエールフランスも、B777のエコノミーの座席を10席ほど詰め込んでいるようです。
私は米国系の飛行機にエコノミーで乗るときは(いつもだけど)、「自分は貨物だ」と言い聞かせて乗ってます。あの座席、あの食事。そうでも思わないとやりきれない。
クラス間の格差がさらに広まるのでしょうか。それはちょっと悲しいな。
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以上、まとめてみました。
AIやマシンラーニングといった最新テクノロジーを駆使して、空港や旅行の予約作業などはどんどん便利というか自動化していくことは間違いない。これは面白がって楽しむことにしたいものです。
Wi-Fiを便利に使えたり、空港での乗り継ぎ時間を快適にする仕組みが充実するのはうれしいな。2018年も好奇心を忘れず、元気に安全に飛び回ろうと思います。
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