飛ばずに楽しむ!個性いろいろ、エアラインのネットショップ

エアラインのショッピングというと、機内販売だけをイメージしていませんか?

飛行機に乗らなくてもそのエアラインのオリジナルグッズが買えたり、その他魅力的なアイテムが購入できるネットショップを開設しているエアラインはたくさんあります。てか、ほとんどのエアラインがネットショップを開いているといってもいいほど。

ただし、出来はバラバラです。エアラインの個性を生かしたショップや、思わず買いたくなるラインナップを誇るショップもあれば、どうでもいいや的なショップもある。前者の場合は、見ているだけでも旅行気分が高まるので、空旅の妄想にもうってつけ。私のオススメネットショップを紹介します。

1. トリコロールの憎いヤツ、エールフランス

エールフランスは、一番理想的なオンラインショッピングサイトですね。ブランドイメージと見事に合致していて、一貫性がすごいです。

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上はエールフランスのショップ。トップページからいきなりワクワクしませんか。商品点数は決して多くないのですが、色もサイトデザインも格好いい。商品も、エールフランスの店ならではのセレクトです。

エールフランス

https://shopping.airfrance.com/boutique/en/E-SHOPPING-GRAND-PUBLIC3/index.htm

中でも気に入ったのがこのスーツケースカバー。

エールフランス

https://shopping.airfrance.com/boutique/en/E-SHOPPING-GRAND-PUBLIC3/index.htm

価格は73ユーロ(約8500円)。日本にも配達してくれますが、送料は35ユーロ(約4000円)。ちょっと躊躇する値段ですね。しょせんカバーだし。でも、色も柄もずばり好みだ。

2. 涼し気なブルーで統一、KLM

KLMもエールフランス同様、ブランドイメージに沿った設計です。

KLM

ロイヤルブルーでまとめた涼やかな印象はKLMならでは。自らのブランドイメージに忠実に、そしてよりブランド力を高める方向性のショップかと。

KLM

https://shop.klm.com/nl_en/

バングアンドオルフセンのノイズキャンセリング(197ユーロ)とか、

KLM

https://shop.klm.com/nl_en/

ちょっとレトロなトイレットバッグ(洗面用品を中に入れて、洗面所にかけておけるバッグ=16.94ユーロ)とか扱っている商品がいちいち可愛い。

KLM

https://shop.klm.com/nl_en/

このバッグの内側はブルーの地に飛行機が描かれていて、お見事です。オリジナルの出来がいいのよね。

ラップランドクリーム

https://shop.klm.com/nl_en/

これはお土産用に良さそうです。「ラップランドクリーム」という名前のバーム。24ユーロ(約2800円)。

よく見ていくと、けっこう商品点数は多くて、ブランド品も多数扱っているのですが、サイトのデザインセンスがいいのでしょう。ごちゃごちゃと見えません。KLMのブランドイメージの中に溶け込んでいる。何をどうしたらKLMらしいかを作る人がよくわかっているのでしょう。

3. 派手目なファッション雑誌みたい!? ヴァージン・アトランティック

エールフランスやKLMほどじゃないけれど、「このエアラインらしい!」と思えるのが、ヴァージン・アトランティックのショップ

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ロンドン発のとんがったイメージのサイトです。品揃えにはさほど(ワタシ的には)見るべきものがあまりないのですが、ファッション雑誌のようなレイアウトが楽しいです。

4. 頑固一徹、おのれのイメージをよく知るルフトハンザ

質実剛健なイメージをしっかりなぞっているのが、ルフトハンザのショップ

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使っている色味も少ないし、地味でシンプル。そっけないと言えばそっけない。でも、ルフトハンザらしいじゃないですか。リモワの品揃えも豊富です。さすがドイツのエアライン。

ルフトハンザ

https://www.worldshop.eu/en/home?6

こういうのも売ってます。機内で使うトロリー。1399ユーロ(約16万2000円)。普通売るかな。

5. ショップの作りもオールブラック!? ニュージランド航空

私の中ではとっても評価が高いニュージランド航空。乗ってよし、見てよし(セーフティビデオね)に新たに、買ってよし、も加わりそう。

ニュージーランド航空

モノトーンに差し色として使われているターコイズブルーが効いている。ごちゃごちゃしてなくて、シンプルでセンス良し。

ニュージーランド航空

https://merchandise.airnewzealand.co.nz/

このバッグの柄、いいなあ。75ニュージーランドドル(約5700円)です。

商品点数はすごく少ないので、買い物の楽しさはあまりないのですが、できる範囲でNZらしいセレクトを貫いている。その潔よい企業姿勢が好印象です。

6. なぜ肉も売る!? 総花的品揃えの日系エアライン

ここからは、日系エアラインのネットショップを見ていきます。

JALもANAも買い物をするとマイルが貯まる!とウリにしていますが、良く言えば品揃が豊富、悪くいわば節操なし。

こちらがANA

ANA

ANAのカンパニーカラーはブルー。そのブルーを生かしたデザインなのはわかるのですが、なにせ取扱商品が多い。

ANA

時計やキャリーオンケース、カレンダーを売るのはわかる。でも、なぜ肉を売る?より多くのお客さんを獲得するため?

こっちはJAL。おせちを売ってます。

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JALのネットショップには、「TRAVEL」というくくりがあって、本来、ここに出ている商品だけでいいと思うのですが。

JAL

ANAもJALも子会社がネットショップを運営していて、売上至上主義のもと、客をどんどん囲い込もうと扱い商品を増やしていったのだと推察してますが、利益的にはどうなんだろう。こういう方向性は極めて日本的だよね。そこまでやる意味が果たしてあるのか。

それに、どちらもサイトのデザインがちと古臭い。まるで楽天のページみたい。

継ぎ足して継ぎ足して、増床を繰り返したらこうなっちゃいました的な外見。アイテムも余計なフリルもばっさりと削り落としてリニューアルしないかな。でも、縮小路線に転じることは今後もなさそうな気がします。

7.まとめてみると‥

ブランドイメージに忠実で、デザインにもラインナップにもブレがない。そういうネットショップはアジアのエアラインには見当たりません。シンガポール航空はクリスショップというサイトを開設していますが、ブランド品の販売ばかりであまりオリジナリティが感じられないのが残念。

エアラインの食事やサービスを評価する賞はたくさんあっても、ネットショップ部門はいまだ見たことがない。もしあったら、私は断然エールフランスとKLM押し。でも、この2社に続くアジアのエアラインの登場も心待ちにしたいと思います。

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