思わず見入っちゃう!エアラインの個性派セーフティビデオ集

エアラインのセーフティビデオ

航空法上、必ず上映されているけれど、もうあまり見る気はしないや。というのが、セーフティビデオ(機内安全ビデオ)に対する多くの乗客の偽らざるところだと思います。

でも、中には思わず見入っちゃう!最後まで飽きずに鑑賞できちゃう!そんな楽しいセーフティビデオもちゃんとある! ここに紹介するのは、仕事の合間に個性派セーフティビデオを見るのが趣味と化した私のお気に入り。エアラインの個性が透けて見えること確実ですー。

1. ユニークなセーフティビデオといえばココ、ニュージーランド航空

ニュージーランド航空のセーフティビデオへの力の入れようは尋常ではありません。費用もアイデアも起用する人材も桁違い。みんなが楽しんで仕事をしている様子がうかんできます。

最初にセーフティビデオ界(?)に衝撃を与えたのはこのビデオでした。

一見、普通の内容に見えますが、これ、登場人物はみな裸にユニフォームのペイントを施しているんですわ。生地のたわみとかシワとか再現性が高すぎ。どうしてこんなことを思いついたんだろう。どれも微妙に見えそうで見えません^^; よく出来てる!

ニュージーランドといえばラグビー。私にはいま一つわかりませんが、オールブラックスのむちゃくちゃ豪華なメンバーを起用しているらしいのが、こちら。これも話題になりました。

キャプテンもコーチもゆるキャラ(?)も出ています。しかし、体がでかいのでエコノミーのシートはつらそうですね。

映画「メン・イン・ブラック」をモチーフに、またまたオールブラックス協力のもと制作されたのが、「メン・イン・ブラック☓オールブラックス」編。

パグのフランクが可愛い。オールブラックスの面々のブラックスーツ姿も決まっています。

ロケ地への思い入れが強く、個人的にとっても気に入っているのがこちら。「セーフティインパラダイス」編。クック諸島のアイツタキ島が舞台のビデオです。

モデルのお姉ちゃんたちもきれいだけど、それより圧巻なのが海が美しさ。3年前に行ったのですが、本当に本当にこんなところでした。天国ってもしあるとすればこういう世界かな、と思いましたよ。ビデオを見るたびにまた訪れたくなります。

ニュージーランド航空は定期的に楽しいセーフティビデオを発表しているので、挙げるときりがないのですが、後一つピックアップするとすればやはりこれかな。ホビット編です。

全編、ニュージーランドの大自然が舞台。まさにこんなところなんだよね、ニュージーランドって。ああ、暮らしてみたい(1年に2ヶ月程度限定で)。

2. オシャレなイメージにたがわぬ内容、エールフランス

最初から最後まで徹頭徹尾、「エールフランスな」仕上がり。なにがどうエールフランス的なのか。まずは見てみて。これです。

なんといっても着ている洋服がフレンチだよ。フレンチ。シルエットも配色もボーダーの太さもみんな。ライフジャケットまでオシャレに見えるのはどうしたことか。これ↓

エールフランスのセーフティビデオ

描いてあるイラストがフレンチな気がする。気のせい? 自分たちに求められているイメージに忠実に作っているので、パリが大好きな女性には楽しめそうなビデオだと思います。拍手。

3. これは大人のファンタジー? アニメで解説、ヴァージンアトランティック

もう日本路線から撤退してしまったヴァージンアトランティック。見られなくなったのはとっても残念。でも、Youtubeでならいつでも楽しめます。

全編アニメのこのビデオ。ストーリーがものすごくヘン。普通じゃない。これが英国クオリティ? 私は大好きです。

4.歌って踊って機内安全!ヴァージン・アメリカ

どうせだったら楽しまなくちゃ。というのがヴァージン・グループのポリシーなのか。ヴァージンアトランティックだけじゃなくて、ヴァージン・アメリカのセーフティビデオもノリのいい演出です。

曲に合わせて腰を動かす人たちを見ていると、つくづく、音楽に対するノリや体の動きが根本から日本人とは違うなあと思います。あんな風に腰、動かないもんね。

5. クリスマス限定? デルタ航空でメリークリスマス!

クリスマスまであと2ヶ月。この時期に見たいのが、デルタ航空の「ホリデー編」。映画「ブリジット・ジョーンズの日記」で、マーク・ダーシーが着ていたようなトナカイ柄のセーターみたいな服をホントにみんな着ております。

くるみ割り人形とか、ジンジャークッキーとか、スクルージ(小説クリスマスキャロルの主人公)とか、クリスマスにちなんだ人物がずらり。仮装パーティのようなテイストのビデオです。

6. セーフティビデオでオリンピック!ユナイテッド

リオの五輪はとっくに終わっちゃいましたが、セーフティビデオの五輪ならいつでも楽しめる。ユナイテッドの「Team USA」編です。

ウエイトリフティングを使ってシートベルトの説明をしたり、トランポリンを使って機内の出口を紹介したり、100m走で禁煙の案内をしたり(どうつながるのかは見てのお楽しみ)と、アイデアがユニーク。全編を貫く底抜けの明るさは、やはりMade in USAならではでしょう。

7. さすが金満エアライン、バルセロナのメンバーを起用したカタール航空

金にあかした作りというべきか。カタール航空のセーフティビデオは、FCバルセロナのメンバーを贅沢に使っています。

紹介しておいていうのも何ですが、いま一つ面白みがないといえばない。せっかくメッシとか使うんだったら、もうちょっと違う使い方をすればいいのに。

セーフティビデオではないけれど、ターキッシュエアラインズは以前、メッシとドログバを起用して、こんな動画を作ってました。限定動画で埋め込みできないので、こちらでどうぞ。どこに行っても、ターキッシュエアラインズに乗ってドログバの先回りをし、美味しいモノをいただいてしまうメッシ、というストーリーが楽しかった。カタール航空もがんばろう。

ほかにも楽しいセーフティビデオはありますが、今回はこれぐらいで。

いまの時点で言えることは、質量ともにニュージーランド航空が圧勝!ってことでしょうか。日本のエアラインもたまには羽目をはずしてほしいものです。せめて東京五輪バージョンを作るとかね。期待してます。

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