LCCかフルサービスキャリアか!? 私のエアライン選択術

LCC

私はバンコクと東京を行き来する生活をしています。ふだんはバンコク暮らしですが、2ヶ月に一度は東京にいっているので、最低でも年に6回は飛行機で東京に飛んでいることなります。

当初は安さ重視でLCC(主にエアアジアX)を使っていましたが、いまはもうLCCはお腹いっぱい!な気分。3年近くの経験を通して、LCCは悪くないけど、長距離で飛ぶ場合にはやはりフルサービスキャリアを選んだ方がいい、という結論に達しました。

以下、その理由を紹介します。

1. 意外に安くない

LCC

ご存知の通り、LCCは座席指定にも機内食にも、荷物を預ける場合にはもすべて別途お金がかかります。例えば、荷物を預ける場合にかかる料金はエアアジアの場合は以下の通り(日本発)。

  • 重さ20kgまで 3900円
  • 重さ25kgまで 4900円
  • 重さ30kgまで 5900円
  • 重さ40kgまで 7,900円

しかも、この金額は事前に予約した場合であって、当日空港でいきなり預けようものなら、

  • 重さ20kgまで 6000円
  • 重量超過料金 1kg につき 2000円

ですよ。

座席指定も席によって金額は違いますが、ホットシートと呼ばれる足元が広い席にしようとすると6400円もかかっちゃいます。普通の座席でも1800円だ。

機内食

機内食もメニューによって金額は上下しますが、まあ、だいたい800円ぐらいでしょうか。つまり、仮にチケットが4万円だったとしても、20kgの荷物を預けて、一般の座席を指定して、機内食を食べると、

4万円 + 3900円 + 1800円 + 800円 = 4万6500円 

6500円も余分にかかってしまうわけです。

2. 映画が見れない

私は映画好きなので、これは大きな問題です。東京からバンコクまで約6時間。最低でも2本の映画を見る時間があるのに、LCCに機内エンタメサービスはゼロ。これはつらい。

仕方がないのでいつも本を用意して搭乗してましたが、やっぱり映画を見たい!

その点、フルサービスキャリアの多くはオンデマンドで映画を見れる。日本語バージョンありに限定すると数は少なくなるけれど、それでも10本ほどはある。しかもけっこうな新作もプログラムの中に入っています。

先日、香港経由でキャセイを利用して、バンコク〜東京を飛んだときなんて、往復で6本見ちゃいましたよ。ときにはまだ日本では公開されていない映画を見ることもできます。今年でいうと「ドリーム」がそうでした。まだ日本で公開が決まっていない時点で見られたのはうれしかった♫

機内で映画を鑑賞できるのは、やはりフルサービスキャリアの利点だと思います。

3. 毛布も有料

機内が寒い、毛布がほしい、というときもLCCだとお金を払って毛布を買わなくてはなりません。が、フルサービスキャリアなら当然、無料。いつでも持ってきてくれてありがたいと思うのは私がさんざんLCCを使ってきたからでしょう。

お水も頼めるし、飲み物も無料。映画の鑑賞代まで含めると、私にとっては1万円以上の価値がフルサービスキャリアにはあります。

4. LCCはこういう路線で利用したい

LCC

さんざんLCCのデメリットを挙げてきましたが、それでも私はケースバイケースでLCCを使っています。

それはどういうときかといえば、ずばり短距離!!

だいたい2時間、どんなに長くても4時間。それぐらいのフライトであれば、機内食も不要だし、座席が狭くても我慢できるし、映画を見なくても他の娯楽(本ね)でしのげる。チケットの安さが最優先です。

東京からだったら

  • ソウル
  • 台北
  • 香港

だったらLCCでも問題なく飛べると思います。チケットが安いとちょくちょく飛べるしね。

ということで、以下、結論!

  1. 長距離路線の場合、フルサービスキャリアが提供する「フルサービス」が自分にとってどれぐらいの価値があるかを考えよう
  2. 1万円以上の価値があると思えば、フルサービスキャリアがベター
  3. LCCを使うなら、デメリットが気にならない短距離路線にとどめよう!

バンコクで発券した場合、バンコクー東京の往復は、

  1. JAL ANA   6万円台
  2. タイ航空 7万円台
  3. 経由便のフルサービスキャリア 5万円前後〜(キャセイや香港航空、ベトナム航空など)
  4. エアアジアX  4万円前後

がだいたいの相場。経由便が気にならない人には3は絶対お得だと思いますよ。

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