世界でもっとも時間厳守な空港とエアラインはここだった！

世界でもっとも時間を守る空港やエアライン。

こう聞くと、多くの日本人は、やっぱり日本のエアラインでしょ、日本の空港でしょ、と思うのではないでしょうか。実は私もそうでした。

電車の遅延、会議の始まりの時間には容赦ない日本人（会議の終了時間にはルーズだけど）。さぞや空港やエアラインも時間を守ることに情熱を傾けているに違いない、と。

でも、実態はさにあらず。旅行・運輸業界向けに時刻表などを提供している英国の企業OAGによる2016年のランキングを見ると、日本のエアラインや空港は上位には入っていますが、上には上がありました。

さて、ランキングを見てみましょう。

ハワイアン航空(89.87%)
コパ航空 (88.75%) ＊パナマ
KLM (87.8%)
カンタス(87.56%)
JAL(86.74%)
FlyBe(86.62%)　＊英国
アラスカ航空 (86.05%)
イベリア航空 (85.67%)
モナーク航空(85.67%)　＊英国
シンガポール航空(85.19%)

1位はハワイアン航空でした。2位のパナマのエアラインがランクインしているのも意外なら、英国の航空会社が2社入っているのも意外。でも、ブリティッシュ・エアウェイズは入っていない。

このベスト10を見ると、数字にそう大きな差はありません。どれもが時間を守る優秀なエアラインと見ていいでしょう。気になるのはANAだな。どこにランクインしているのだろう。

羽田空港 (87.49%)
サンパウロ　グアルーリョス空港 (85.28%)
デトロイト空港(84.64%)
アトランタ空港 (84.57%)
ミネアポリス空港(84.46%)
シアトル空港 (83.74%)
モスクワ　シェレメチェボ空港 (83.52%)
シンガポール　チャンギ空港 (83.49%)
ミュンヘン空港(82.85%)
フェニックス空港 (82.82%)

大規模空港では羽田がベスト1を獲得しました。意外なのが2位のグアルーリョス国際空港。モスクワのシェレメチェボ空港もここにいるとは。アメリカ大都市の空港がずらりと並んでいるのも意外な気がするな。

スラバヤ空港（90.30%）　＊インドネシア
ホノルル空港(87.53%),
ソルトレイクシティ空港 (87.20%),
ブラジリア空港 (87.07%)
ブリスベーン空港 (86.71%)
サンパウロ　コンゴーニャス空港 (85.40%)
ポートランド空港 (85.19%)
ヨハネスブルグ空港 (84.32%)
アテネ空港 (83.64%)
コペンハーゲン空港(83.12%)

https://www.surabayaairport.com/

1位がインドネシアのスラバヤだなんて。4位と5位に、またまたブラジルの空港がランクイン！

バーミンガム空港 (91.28%)
大阪伊丹空港(89.68%)
パナマシティ空港 (89.56%)
ベロオリゾンテ空港 (88.49%)　＊ブラジル
ケルン・ボン空港 (88.27%)
ケープタウン空港(86.06%)
ミラノベルガモ空港 (85.87%)
パース空港 (85.86%)
バーレーン空港(85.49%)
アデレード空港 (84.90%)

あ、ここにもブラジルの空港が‥。オーストラリアの空港もパースとアデレードの2つが入っています。

ニューカッスル空港 (90.94%)　＊英国
アンカレッジ空港(89.52%)
ブリュッセルサウスシャルルロワ空港(88.65%)
トロンハイム空港(88.00%)　＊ノルウェー
スタヴァンゲル空港 (87.95%)　＊ノルウェー
ハノーバー空港 (87.89%)
ケアンズ空港(87.23%)
ベルゲン空港 (87.21%)
クリチバ空港(86.77%)　＊ブラジル
ダーバン空港(86.03%)　＊南アフリカ

http://www.newcastleairport.com/content/cms/slideshow/bd239b50-a48f-4905-8955-ae943b1cdd95.jpg

小規模空港になると、がぜん強いノルウェー。もしかして小さい空港しかないのか。いや、オスロがあるか。でもオスロは他の部門にもランクインしていない。なぜ？

以上のランキングを見て、私が感じたことは以下の通り。

まとめてみると、私は偏見の塊でした！！

事実を知るのはいいことだね。反省します。偏見を改めよう。