LGBTの人たちにフレンドリーな旅行先、と聞くと、どんなイメージを持ちますか?
私は断然良いイメージ。マイノリティに優しい場所なら、そうではない人にも快適に旅行できるに違いない。
ユニバーサルデザインの製品がどんな人にも使いやすいのと同じ。旅行先としてのポイントは高いです。
SMARTER TRAVELに出ていた「LGBTQIにフレンドリーな場所」を紹介します。
*LGBTQIとは、Lesbian, Gay, Bisexual, Transgenderに加えて、Queer/Questioning(自らの性自認や性的指向に迷い探している状態)、Intersex(性分化疾患)の略
目次
オーストラリア・シドニー
ここで選ばれた場所の基準は、LGBTQIの人たちが安全に快適に活動しやすい場所であること。さて、最初に紹介されていたのがシドニーです。
2017年には同性婚が法的に認められたオーストラリアの中でも、シドニーは毎年2月に大規模なゲイとレズビアンのパレードが開催される都市。それだけに、LGBTQIへの理解度も高いのでしょう。
乗り継ぎで一度町中に出ただけですが、魅力的な場所であることは間違いありません。それで、LGBTQIに好意的ならなおよし、ですよね。
米国・カリフォルニア州ロサンゼルス
これも納得。
ゲイカルチャーの中心地としても有名で、ゲイ御用達のバーやレストランも多数あり。LGBTQIのセレブが足を運ぶ場所でもあります。
アイルランド・ダブリン
アイルランドで同性婚が合法化されたのは2015年。ダブリンはゲイの中心地として機能しています。
だって、首相がゲイであることを公表している国ですもんね。そりゃ、フレンドリーなはずだわ。
毎年5月には、「International Dublin Gay Theatre Festival」というイベントも開催。ゲイをテーマにした映画やお芝居、美術などアート系の作品が集結するようです。
オランダ・アムステルダム
これもしごく納得。
だって、オランダと言えば世界で最初に同性婚を合法化した国ですよ。LGBTQIにフレンドリーじゃないはずがない。
毎年7月終わりから8月はじめにかけては、大規模なゲイパレードが開催されています。
派手でいいなあ。みな、楽しそうです。
スペイン・バルセロナ
1978年からLGBTのムーブメントが起きていたというバルセロナ。同性婚は2005年には実現しています。
歴史があるだけにLGBTQIの人は旅行しやすいそう。
また、バルセロナから電車で1時間ほどで到着する美しいビーチのある町・シッチェスもLGBTQIの人にとっては魅力的な場所のようです。
このシッチェス、写真で見ると本当に美しい。バルセロナにまた行くことがあったら訪ねてみたいと思いました。
南アフリカ・ケープタウン
この記事によると、アフリカはほぼ全域でゲイフレンドリーだとあります(ホント?)が、中でもケープタウンのフレンドリーさは図抜けているようです。
南アフリカは1996年にLGBTの人々の市民権を正式に認め、その10年後には結婚も合法化。ホントに進んでいる国なんですね。
一度行っただけですが、ケープタウンは旅行者にフレンドリーな都市でありました。だから、LGBTQIにも優しいというのは非常に合点がいきます。
カナダ・モントリオール
トルドー首相がゲイパレードに参加する国です。カナダという国全体がゲイフレンドリーなような気がしますが、モントリオールは別格の様子。
アンティークショップからブティックからカフェ、バーに至るまで、LGBTQIの人が利用しやすい店がずらりと揃っているんだとか。
ウルグアイ・モンテビデオ
カソリックの国が多い南米で、ウルグアイはもっとも世俗化している国。
首都モンテビデオは、ポピュラーなゲイのトラベルスポットなのだそう。ゲイ向けレストランもホテルも大変に充実しているようですね。
アメリカ・ルイジアナ州ニューオリンズ
ニューオリンズは、解放された奴隷、フランス人、スペイン人、カリビアンたちなど、さまざまな人種のるつぼ。
多様性に満ちているから、LGBTQIにもフレンドリーなのは当然かも。
メキシコ・プエルトバジャルタ
今回出てきた都市の中で唯一知らなかった都市、プエルトバジャルタ。
太平洋岸にあるリゾートタウンで、1980年代からすでにゲイフレンドリーだったそうです。
写真でわかるように、なんともカラフル。ザッツメキシコな町の景観が楽しすぎます。
きっと明るい陽光に満ちた場所なのでしょう。LGBTQIにもオープンで優しい空気が漂っていることが想像できます。
以上、LGBTQIにフレンドリーな旅行先シリーズでした。
ここにリストアップされた都市にはやはり好感が持てます。どんな人でも差別せずフェアに扱い、優しくオープン。これって、誰にとっても楽しい旅先の条件じゃないですか。
とりあえず、シッチェスとモンテビデオに行きたくなった私です。
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