スカイスキャナー、KAYAK、Googleフライト-航空券検索サイトの使い方

Googleフライト

航空券、いつもどうして探しているの?

どのサイトを使って航空券を買っている?

最近、続けてこんな質問を受けました。自分では当たり前のように複数のサイトを使って比較検討しているのですが、多くの人はそうではない模様。

でも、航空券サイトがすべて同じ検索結果だとは限らない。機能も違うし、相性もあります。そこで、それぞれの特徴をご紹介しましょう。

1.私が使っているのは主に3つ サブで3つ

まず、私がメインで使っているのは以下の3つのサイト。

  1. スカイスキャナー
  2. KAYAK
  3. Google フライト

サブで使っているのは次の3つ。

  1. スカイチケット
  2. トラベルコ
  3. サプライス!

だいたいメインの3つでざざっと検索して済ませることがほとんどですが、国内の航空券をチェックしたいときにはサブのスカイチケットやトラベルコを、目玉商品をチェックしたいときにはサプライス!ものぞいてみます。

2. 旅行先が決まらないときはスカイスキャナーが使える

スカイスキャナーは優れた検索サイトで、利用者も非常に多いようですが、私が特にいいなと思っているのは、目的地が決まらなくても検索できる機能です。

例えば、いま私が住んでいるバンコクから水掛け祭の期間中にどこかに行きたいと考えた場合、往復の日程さえ入れれば、航空券が安い場所から表示されるんですよ。

スカイスキャナー

ご覧のように、タイ国内が一番安くなっています。じゃあ、いったいタイ国内のどこが安いのかといえば、

スカイスキャナー

ビーチが美しいトランやクラビに8700円程度で往復できることがわかります。休みを取れる日程は決まっているけれど、目的地が今ひとつ決まらない、なんてときにはすごく便利。旅の妄想をふくらませるにはうってつけです。

もう一つ便利な機能としては、その月のうちどの日に飛ぶと安くなるのか、グラフ形式で確認できること。

スカイスキャナー

出発日と現地出発日のところから、「チャート」を選ぶとグラフが表示されます(スマホの場合。PCでは数字が出てくる)。

スカイスキャナー

往路と復路でそれぞれ安い日を探せるこの機能はLCCで飛ぶとき向き。フルサービスキャリアは往復で料金が設定されていることが多いようなので、ここに出てくる数字とは関係がないことが多いです。

でも、目で見て「どの日が安いのか」がすぐにわかるのはやはり便利だと思います。

3. 往復の組み合わせ別に料金がわかるKAYAK

KAYAKはスカイスキャナーほど知名度がないようなのですが、私はけっこう気に入っています。

一番いいなと思うのは、往路復路の組み合わせによる料金の違いを簡単に知ることができる機能です。これはアプリではなく、PCでないと見られないようなのですが、もうすっごくありがたい機能です。

例えば、往路5月24日、復路6月11日で、バンコクー東京の往復を検索してみましょう。

KAYAK

赤い丸印のところの32712円が、この日程での最安料金。でも、青い線で囲んでいるところは31642円になっていますよね。つまり、出発日を1日早くして(5月23日)、現地出発日も1日早くすることで(6月10日)で、最安値の料金が31642円になる。1日前倒しするだけで1000円違うということです。

逆に、出発を5月25日以降にしてしまうと、いきなり最安値が34487円になってしまう。日程は絶対に動かせない、という場合は別ですが、もし融通が効くのなら、KAYAKを使ってもっと安くなる往復の日程を探してみてはいかがでしょう。

3. 運賃上昇や遅延の確率まで教えてくれるGoogleフライト

Googleフライト

後発ながら、かゆいところに手が届く機能満載だなと思うのが、Googleフライト。そっけないデザインながら気が効いている。

その1つが運賃上昇の可能性を教えてくれること。

Googleフライト

バンコク(スワンナプーム空港)-東京の往復を検索したら、おすすめのフライト(直行便)について、「運賃は2日以内に上昇する可能性があります。過去において、此のルートの最低運賃が出発の14日前に$22以上上昇する確率は90%でした」と教えてくれました。すごい。

遅延しそうな便もGoogleさまは知っています。

Googleフライト

ほら。バンコク(ドンムアン空港)-ハノイの往復を検索したら、最安値で出てきたエアアジアの便について、「30分以上の遅れが頻繁に発生」という注意書きが赤字で出ました。

買うにしても、そうかそうかそんなに頻繁に遅れるのかと覚悟できるのがいいですよね。Googleさまさまです。

さらにいえば、Googleフライトで検索すると、各便の便名、機材、Wi-Fiやシート電源の有無、足元のスペースまで出ています。

Googleフライト

利用者視点に立った情報だと思います。素晴らしい。

4. 検索結果はサイトによって微妙に違う

複数の検索サイトを使っているというと、「どのサイトも結果が同じじゃないの?」と言われることがあるのですが、必ずしもそうではありません。あと、PCとアプリとで結果が違うこともよくあります。なんで?

試しに、往路:5月24日発 バンコク(スワンナプーム空港)復路:6月11日発 東京(成田/羽田)6月11日 で検索してみたら、PCではスカイスキャナーはこうなりました。

スカイスキャナー

一番安かったのは、エアマカオの便で41460円。でもこれは乗り継ぎの時間が最悪で、往路はマカオ空港で7時間45分も待たなきゃいけない。しかも深夜です。

でもアプリを使うとこれとは違う結果が出てくる。同じ時刻に検索してます、念のため。

スカイスキャナー

スクートがトップです。28911円だ、安い!

続いてKAYAK。アプリで検索してみました。

KAYAK

ご覧のようにベトナム航空という選択肢が搭乗します。価格は34487円。スカイスキャナーでは出てこなかったのに。乗り継ぎも、往路はハノイ空港で3時間50分。復路は2時間40分。フルサービスキャリアでこの価格なら悪くないです。

ではGoogleフライトはどうか。

Googleフライト

おすすめ便として、ANA,JAL,タイ航空の直行便が出ていますが、この3つはちょっと高い。注目は、その下のベトナム航空です。$307って安い!

ただし、これはKAYAKに出ていた「34487円」のハノイ経由の便とは違って、往路復路ともにホーチミン乗り継ぎ。しかも空港で8時間以上の乗り継ぎ時間(深夜)があるので、かなりつらいスケジュールではあります。

 

ということで、検索サイトによって結果が違うのはよくあること。

なので、1つのサイトだけで手軽に済ませるのもいいけれど、もっと安い便はないのか、違うエアラインで飛べないのかと少しでも思うのであれば、複数サイトで比較検討してみてはいかがでしょうー。

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