飛行機はどんどん軽量になり、座席も薄くなり、パーソナルモニターも大型化しています。
機内食の容器も例外ではありません。時代のトレンドを反映した超カッコいい容器もこれから増えてくるようです。
イギリスのデザインスタジオが開発した最先端の機内食容器を紹介します。
色もフォルムも超オシャレ
機内食の容器って、ほとんど代わり映えしません。
エコノミーだとだいたいこんなカンジでしょう。
プラスチックの容器で、色も形も味気ない。それが当たり前だと思いこんでいました。
しかし、いかにサスティナブルな社会を実現するかが世界的な課題となっているいま、航空会社もいつまでもプラスチック頼みというわけにはいきません。
世界的なトレンドを背景に、イギリスのデザインスタジオ、Priestmangoode社が開発した容器がこちら。この秋の展示会で発表したものです。
Priestmangoode社は、エアラインのキャビンインテリアも手掛けているこの分野のプロ。
それだけに、新しく発表した容器のフォルムも色も、これまでの機内食のイメージを覆すかっこよさ。
それでいて、機能的。各所にすっきりと料理がおさまるように設計されています。スプーンがトレーのフタに収納されているのも便利です。
機内食って、カトラリー類の置き場所に困るというか、ごちゃごちゃしちゃいますよね。でも、この容器ならスマートに食事ができそうです。
これがフタを取ったところ。メイン料理を入れるトレーの色もしぶいなあ。
でも、この容器はただデザイン性が高いだけじゃない。サスティナブルな素材を使用しているのです。
素材は、コーヒーの出し殻、竹、米の籾殻、海藻など。
フタはこのように小さくたためます。
すごいなと思うのが、中に入れる料理に合わせて容器の素材を変えていること。サラダのフタに使っているのはバナナの葉っぱです。
水を入れるボトルのデザインも画期的。
植物などの天然資源を原料とする生分解性の素材とコルクを使用したボトルですよ。これだけ持って歩きたくなるデザインじゃあないですか。
コストについては触れられていませんが、機内食の容器がこの方向での開発が進んでいくことは必至でしょう。
早く、こういう容器で機内食を食べてみたいものです。
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